初めに
この記事の目的
この記事ではアル中（アルコール依存症）の私が1ヶ月間断酒する方法を説明します。自分と同じようにお酒で困っている人と情報を共有できればいいなと思い、この記事を作成します。
ちなみに、私がどれだけアル中かというと、ほぼ毎日350ml缶のビールやチューハイ（ストロング系）を8本以上飲み、毎回記憶を無くすほどです。また、朝は二日酔いで起き、その度に「もう絶対にお酒は飲まないぞ」と決意するのですが、結局夜になるとお酒を飲みたくなってしまい、いつの間にかお酒を買いに行って飲み始めてしまっていることが多々あります。また、私は過去に何度も断酒をして失敗してきています。さらに私は精神科で抗酒薬を処方して飲んでいましたが、抗酒薬を飲んでもお酒を飲むことを止めることができませんでした。結局、気持ち悪くなるのが嫌で抗酒薬を飲むことを止めてしまいました。（通常であればお酒を飲むことを止め、断酒することができるのですが、、、）
そんな私が1ヶ月間の断酒にチャレンジしてみます。自分と同じようにアルコール依存症で困っている人の参考になれば幸いです。
断酒すると決めた理由
私が断酒すると決めた理由は、お酒を飲むことによってお金と時間を無駄にしていることを実感したからです。
私は現在職業訓練校に通っており、お金も時間も余裕がありません。そんな中、私はほぼ毎日飲酒をしているという異常な状態でした。そして、ゴミ出しの日に大量の空き缶のゴミを捨てた時、「今日からお酒を飲むのをやめよう」と決めました。
断酒方法
私が断酒をするために用いる方法は以下の5つです。
- 断酒することを周りに宣言する
- 抗酒薬を使用する
- 断酒の経過や心境を共有する
- 空いた時間にやることを決める
- 飲酒の代わりの行動を決める
- アメとムチの設定
それでは、一つずつ解説していきます。
断酒することを周りに宣言する
人は嘘をつくと信用を無くし社会生活で生きづらくなってしまうため、本能的に「できることなら嘘はつきたくない」と思っています。それを利用した目標達成の方法として、「周りに宣言する」というものがあります。「〜という目標を達成します」と周りに宣言することで、その目標が達成することができないと周りの人に嘘をつくことになるため、その人は目標が達成できるように努力します。私もこの方法を今回の断酒に採用し、以下のようにツイートしました。
抗酒薬を使用する
現在、アルコール依存症を治療する（アルコール依存症の完治とは一生アルコールを断つこと）ために有効だとされている薬は2種類あります。抗酒薬（ジスルフィラム・シアナマイド）と飲酒欲求を減らす薬（アカンプロサート）です。今回私は前者のシアナマイドを毎日飲むことに決めました。なお、シアナマイドは精神科へ通院し、処方してもらったものです。
抗酒薬を飲んだ後に飲酒をすると、強制的にひどい二日酔いのような状態になります。私の場合は缶ビールを半分飲んだだけで心臓の鼓動が速くなり顔面が真っ赤になりました。さらに缶ビールを2本まで飲み進めると、心臓の鼓動はさらに速く全身が真っ赤になり、蕁麻疹のような症状が出てきた経験があります。
断酒の経過や心境を共有する
断酒の治療法は2種類あります。1つは薬物療法で、もう1つは自助グループ療法です。自助グループとはある障害を持つ者同士が互いに励ましあいながら、その障害を様々な形で克服していくための集団です。そのグループ内で断酒の経過や心境を共有することで、断酒を継続できるような精神的支えを作ることができます。私も以前AA（アルコホール・アノニマス）という自助グループに通っていましたが、1週間と続くことはありませんでした。
今回の断酒ではニコ生やTwitter、ブログで断酒の経過や心境を共有し、断酒の精神的支えをつくろうと思います。
飲酒の代わりの行動を決める
「何かをしないということは、何かをするということである」こんな言葉がありますが、真理だなと私は思います。お酒を飲むのをやめたら、お酒を飲んでいた時間や、飲んで得ていたメリットがあります。私が飲酒で得ていたメリットは、「他人と楽しく会話ができる」でした。今回はそれをニコ生で配信することによって解消したいと思います。また、お酒を飲んでいた時間に筋トレをして時間を潰します。
アメとムチの設定
1ヶ月間の断酒に成功したら行うアメと失敗したら行うムチを決め、1ヶ月間断酒の達成へのモチベーションを上げ、さらに途中で投げ出しにくくしようと思います。今回の1ヶ月間断酒では以下のアメとムチを設定します。
- アメ：角上魚類でお寿司を買って食べる
- ムチ：（リスナーと相談して決定）
まとめ
以上の方法で、今回アル中の私が1ヶ月断酒にチャレンジしてみます。その様子は『アル中が1ヶ月間断酒してみた経過』に記録していきます。是非、そちらもご覧ください。
参考
最後に、アルコール依存症について参考になるサイトを紹介します。
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